電圧降下・低電圧対策(原因不明のシステムダウン、機器の停止)
原因不明のシステムダウン
じつはこれらの原因が「電圧降下・低電圧」である場合が多くあります。
日本の一般的なコンセント電圧は100Vです。
ただ、建物などによって若干の上下があり、電力会社が承認する基準値は97V~105Vとなっています。(右図)
当然、各電気製品はこの電圧に合わせてつくられています。
そのため、何らかの原因により電圧が基準値から外れた場合・・・異常電圧・・の場合、電気製品が正常に動作をしなくなります。
ポット、掃除機といった家電製品では、それほど電源品質にシビアさを要求しません。
基準値から多少若上下した電圧でも稼働します。
しかし、PC、サーバーなどの高機能製品では電源品質にもシビアさが要求されます。
ポット、掃除機などでは許される範囲の異常電圧値でも、PC、サーバー機などでは正常稼働しなくなってしまいます。
電圧降下・低電圧
昨今急激に増加しているのが、「電圧降下・低電圧」によるシステムダウンです。
オフィスのコピーFAX複合機、レーザープリンターは、高容量の電気製品です。
一般的なデスクトップPCは電気容量が1Aにも満たないものですが、コピーFAX複合機では一般的なものでも15A・・・つまりPC15台分にも匹敵する電気容量を必要とします。
このためコピーFAX複合機が立ち上がるときには、急激に大きな電力が必要となり、一時的に電圧が下がってしまいます。
この「電圧降下・低電圧」状態がPCの正常稼働を妨げ「原因不明のシステムダウン」となっている場合が多くあります。
この症状は、コピーFAX複合機の使用など、一時的に使用電力が大きくなった時に発生しますので、常時発生するわけではありません。
よって、発見が難しく「原因不明」となってしまう場合が多いのです。
この状態は、例えてみれば、1車線の道路に一気に交通量が増えての渋滞と同じです。
渋滞が発生し、流れが悪くなる・・・・
これが電気では「電圧降下・低電圧」の状態となります。
この状態を解決するには、別のバイパス道路をつくる。あるいは車線を増やす道路の拡張などの措置で解決します。
電源でも同じことが言え、新たな電源(コンセント)・・・・例えばコピーFAX複合機には専用コンセントをつくる。または車線を増やすように既存の電源回路を高機能化することで解決ができます。
高機能電源
VOLFの電源工事では、高機能ケーブルの使用、OFC(金メッキ)端子の使用などにより「電圧降下」を一般電気工事比較で36%*改善することを実現します。
これにより、「電圧降下・低電圧」を発生させない電源環境を提供いたします。
また、原因不明のシステムダウンの解決につなげます。(写真右)
*数値は測定器メーカー日置電機(株)測定結果による。
お問い合わせ先
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